廣瀬浩司:授業資料格納所

授業用レジュメの残り物

語りつつある言語と語られた言語

メルロ=ポンティのテクストの特徴について

・螺旋状に進みながら、同じ問題を拡張したり、深めたりする

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  メリット:たんなる論証ではなく、「体験」を同時に深めながら思考を深めることができる

 

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前回コメントメモ

・「記憶の再構成とは見かけの大きさが作られることと同じ?」

・「かけがいのなさ」と「くみつくしがたい」記憶とは

・私の記憶のまなざしとは?

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あらゆる細部が含まれる一瞬のようなイメージ

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書経験の現象学と想起の現象学。ストーリーとの関係。夢は「ことば」を介しているか。

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濾過作業としての記憶

 

・・けっして忘れられないもののfécondité(豊饒性、多産性)

 

 

  1. 176 以下。主要テーマ:「話された言葉」と「話している言葉」

 

1)p. 178の段落の後半が難しい。

・言語は自分の働きそのものを隠す

・「盲人と麻痺患者のカップル」

・声であると同時に「こだま」である。

 

2) 二つの言語

・事後的で、習得され、記号となってしまった言葉

・表現の瞬間に形成、私を記号から意味へと滑り行かせる

 

読書は「火」がつく

マッチと乾いた木の例:「いやおうなしに似たものの応答を引き出す似たものの呼びかけ」

火がもえさかる

3)「私は同じ動作で、受け取りもし、与えもする」(次回?)

何を受け取り、何を与えるのか。

スタンダールの例(