廣瀬浩司:授業資料格納所

授業用レジュメの残り物

2024-01-01から1年間の記事一覧

フーコー『肉の告白』アウグスティヌスにおける性的存在としての自己

127後ろから3行目―p. 131第一段落 主題:アウグスティヌスにおける性的存在としての自己 キーワード:アウグスティヌス、堕罪、操舵、意志、リビドー 異教徒アルテミドロス(前3世紀)において性的な夢とは、未来の社会的な関係の予兆である。これは過去の…

メルロ=ポンティの言語論

メルロ=ポンティの言語論(『メルロ=ポンティ・コレクション』) 前回のふりかえり ----------- (質問より) ・「両義性の哲学」:「哲学の中心にはパラドックスがある」例)心身の分離と結合(デカルト) ・まわりをとりまく言葉にたいして構えておくこ…

「セザンヌの懐疑」第2回

メルロ=ポンティ「セザンヌの疑い(懐疑)(Le Doute de Cézanne)」第2回 問い 1)芸術家の作品はその生涯や心身の状態(「障害」も含む)からどこまで「説明」できるだろうか。 2)「完成した作品」と「未完の作品」の違いはあるのか?:つねに「試作(essais…

『監獄の誕生』1

『監獄の誕生』演習の手引き フーコーの権力論、とりわけパノプティコン(一望監視装置)を翻訳でよみ、それでフーコーが何を考えていたか、新しい可能性を引き出していくことを目ざす。 通常のイメージ: ・いたるところに権力がある。ひとはみえない権力に…

文化交流研究会