廣瀬浩司:授業資料格納所

授業用レジュメの残り物

2019-01-01から1年間の記事一覧

新しい意味作用の運動的獲得としての習慣

新しい意味作用の運動的獲得としての習慣 テクスト『知覚の現象学1』(みすず書房)pp. 239-246 読みのスタンス 〇 1945年の知識人による古典。そのような古典を読む力をつける。 〇 独特な比喩による議論の進め方、プルーストの引用などに注目 〇 最終段落…

小レポート課題:貫成人「『無気味なもの』としての身体」をめぐって

先端文化学研究VI : 10月28日 身体図式をめぐる議論 ・「内部」と「外部」、「意図」と「目的」、「部分」と「全体」を媒介する動的なシステム。可変的であり、また場合によっては傷つきやすいものでもある。 ・身体図式を意図的に変容させることが芸術・…

パレルゴンメモ:2(先端文化学演習1)

パレルゴンメモ:2 ・境界的な存在の語り方。境界を固定するのでもなく、境界をなくすのでもない「脱構築」の方法。→ 外からの枠組が、内部の欠如と連動する。内的境界と外的境界が逆転する。 ・一般に、理論的な言説が、それ自体で自律したシステムを画定す…

河本英夫「感覚の精神病理」、河本英夫・佐藤康邦編『感覚――世界の境界線』白菁社所収 中央図書館、115.5-Ka95

コメントより: ・「神秘」という現象→ 自己や他者は「夢の中のように」現れる。テレパシー。 ・ラバーハンド錯覚。→ 視覚情報と触覚情報を統合的に受容するメカニズム。 ・自己感の誕生と、世界認知や他者認知が「同時的」。 ・「意識を向ける」とは→「注意…

宮本省三『メルロ=ポンティとリハビリテーション』

宮本省三『メルロ=ポンティとリハビリテーション』、『現代思想』2008年一二月臨時増刊号、pp. 182-199. 概要:認知運動療法のカルロ・ペルフェッティの理学療法の意義を、メルロ=ポンティの哲学と共鳴させながら探ること。 構成: イントロダクション、問…

感覚の臨界で世界のさしせまりを知覚する

知覚=感覚されないもの、感覚によってしか感覚されないもの 先週のメモ 他我認識論をめぐって ・「窓の外の人は自動人形ではないか・・・」(デカルト的問題設定) ・超越的他者と目の前の「汝」や隣人(ユダヤ=キリスト教的) ・「他者の意味」はそもそも…

現象学と絵画(改訂版)

現象学と絵画(改訂版) ・目的:絵画を「哲学的」に分析するのではなく、むしろ画家の営みをモデルに思考すること。(プリント1参照):絵画という「感覚的なもの」にも、<他者と分かち合い可能性>がある。数学的なものだけが「客観的」なのではない。「…

『眼と精神』モーリス・メルロ=ポンティ

『眼と精神』(1961)モーリス・メルロ=ポンティ (みすず書房、武蔵野美術大学出版局) 担当 廣瀬浩司 この授業でかんがえてほしいこと 1)身体をもっている私たちは、どのような時空間を生きているだろうか。 2)ふだん意識しないそのような時空間を、…

セザンヌの懐疑

現象学と絵画 ・目的:絵画を「哲学的」に分析するのではなく、むしろ画家の営みをモデルに思考すること。(プリント1参照) モーリス・メルロ=ポンティ「セザンヌの疑惑」(『意味と無意味』所収、『メルロ=ポンティ・コレクション』ちくま学芸文庫所収…

ジルベール・シモンドン「内容紹介」:『技術的諸対象の存在様態について』

ジルベール・シモンドン「内容紹介」:『技術的諸対象の存在様態について』 (未刊のテクスト) 『技術的諸対象の存在様態について』と題された書物は、技術的対象の十全な認識を文化に導入することを目指すものであり。この対象は諸要素(éléments)、諸個…