廣瀬浩司:授業資料格納所

授業用レジュメの残り物

新しい意味作用の運動的獲得としての習慣

新しい意味作用の運動的獲得としての習慣

テクスト『知覚の現象学1』(みすず書房)pp. 239-246

 

読みのスタンス

〇 1945年の知識人による古典。そのような古典を読む力をつける。

〇 独特な比喩による議論の進め方、プルーストの引用などに注目

〇 最終段落からよむ。

現象学的方法:心理学や生理学の「記述」をまず忠実に追う(「現象野」の記述)。→ そこにおける「意味」の発生をとらえる(超越論的領野) → その意味を「理解する」主体は何か(「沈黙のコギト」「時間性」)

 

キーワード:

・経験論(機械論)と主知主義(観念論)

・認識か自由運動(連想)か

・「意味」の意味

・ダンス

・習慣の獲得と更新

・ヴォリューム(嵩ばり)

・道具と身体性

・表情と転調(modulation)

・了解する(comprendre)

・情動的または音楽的な価値

・templum(鳥占い)

・「表出(expression)空間」

・本来の意味と比喩的(メタフォリカル)な意味

・文化的世界の発生

・身体の傷つきやすさ(末尾)