廣瀬浩司:授業資料格納所

授業用レジュメの残り物

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

先端文化学研究(10/29) : シモンドンとフーコーの権力論

・ ジルベール・シモンドンの技術論『技術的対象の存在様態について』。シモンドンはフランスの技術史家。ドゥルーズ哲学、ガタリの「機械」論、<マルティテュード>グループ、スティグレールのメディア論などに大きな影響を与えた。 ・ 技術は「有用な目的…

幻影肢(先端文化学演習10月27日)

『知覚の哲学』第二章:現代の空間概念と現代絵画、身体と精神 第三章:「もの」の世界とセザンヌ、ポンジュ 第四章:<ヨーロッパ、大人、男性>と<動物、子供、『未開人』、狂気>。デカルトモデル。動物の生、ロートレアモン 第五章:他者とは? デカル…

先端文化学研究

フーコーにおける規範概念。 1) norm : 規範、水準、平均。権力はnormalisationするもの。ある水準や平均からの逸脱を作り出すことによって、より細やかな「訓練=規律(discipline)」を可能にする。 ・ 「逸脱はなくさなければならない」しかし「逸脱が…

『知覚の哲学』第一章「知覚の世界と科学の哲学」

第一章 知覚的世界と科学の世界 問い: ・科学を否定することなく、科学(技術)が自足してしまうことを防ぐこと ・科学は近似的な認識であって、「出来事の不透明さ」(世界の厚み)は残り続けること。 ・現代の科学そのものが、こうした科学の自足を疑問視…

メルロ=ポンティ『知覚の哲学』イントロ

メルロ=ポンティ(1908-1961) フランスの哲学者。とりわけフッサールの現象学の導入、そしてその心理学、精神医学、社会学、教育学、人類学、芸術論への応用で知られる。主著は『知覚の現象学』(1945)。1961年に心臓麻痺で死亡したとき、超大作『見えるも…

先端文化学研究VI ヘテロトピア

フーコー権力論のポイント(『性の歴史I 知への意志』 1)「抑圧の仮説」の批判。権力とは、禁止などの否定的なものによる人間本性の疎外ではない。肯定的に何かを「生産」するものである。たとえば性について、さまざまな言説をうながすのが権力である。医…

『メルロ=ポンティ研究』18号目次

『メルロ=ポンティ研究』18号目次https://www.jstage.jst.go.jp/browse/merleaujp/-char/ja/詳しくはhttp://www.merleau.jp に掲載予定のニュース参照

先端文化学研究VI 2015/10/7

先端文化学研究VI (廣瀬浩司) 水3フーコーといえば、『監獄の誕生』(新潮社)のパノプティコンの分析が有名である。教科書的に言えば、近代において、監獄は処罰から監視の場となる。18世紀終わりにベンサムは、中心に監視棟を置き、個々人の振る舞い…