廣瀬浩司:授業資料格納所

授業用レジュメの残り物

「音楽、声、言語」(『第三の意味』みすず書房所収)補足とレポート課題

「音楽、声、言語」(『第三の意味』みすず書房所収)補足:
・ 「価値に関する無関心から、私たちの目を覚ましてくれるのが音楽です」。バルトはあえてひとつの「価値」を肯定して、「音楽とは何か」を問う →cf. ドゥルーズニーチェ論については『ニーチェの哲学』(河出文庫)、ニーチェの「解釈」についてはミシェル・フーコーニーチェフロイトマルクス』(『ミシェル・フーコー思考集成II』)、「ニーチェ、系譜学、歴史」(『フーコー・コレクション3』ちくま学芸文庫))
対象a(p. 203)

ブルジョワ的サロンから発したフランス歌曲を輝かせながら覆す(210)
・ 「調音(articulation)」と「発音(prononciation)」

レポート:
期限:8月6日(水)17時
場所:2C4階学務前レポートボックス
課題:ロラン・バルトの批評を読み、自分が受け止めたこと、刺激されて考えたことを、論理的にまとめること。いくつかの主題を選んでよい。引用を多くすることが望ましいです。少なくとも2つの論考から引用することをこころみてください。
1) 発表した人:発表の後に考えたこと、他のテクストとの関係で考えたこと、その他発展的に考えたことをA4で1枚程度。
2) コメンテーター:自分がコメントした箇所に限らず、上記の主題にかかわるレポート。2000字以上。
3) あたらなかった人:これまでやったテクストから選び、上記の主題にかかわるレポート。2800字以上。
評価ポイント:
・ 細部にこだわるのもよいが、あくまでロラン・バルトの美術論のポイントを押さえたもの。
・ バルトの他の文献や、関連本を参照している人(ただし他の授業で読んだ本は除く。これも引用が望ましい。)