廣瀬浩司:授業資料格納所

授業用レジュメの残り物

先端文化学演習VI 2月1日 まとめ

レポート:
期限:2月10日17時(学務前レポートボックス「先端文化学演習VI」
分量 基本的に自由だが、先週の「見本」などを参考に、2000字程度。
・ 発表者は、自分のレジュメをまとめ直し、それにさらなるコメントを付けたものでもよい。
・ コメンテーターは、やや多めに、問題を掘り下げたりしてほしい。

細かい問いを掘り下げてもよいが、ひとまず授業で扱ったテクスト全体を読み返すことが前提となっている論述が望ましい。たとえば講演全体の問い「知覚とは何か」という根本的な問いなど。もちろん複数の問いを扱ってもよいが、そのときは(1)(2)など、節分けすること。

キーワード、概念
第一章
現代科学と出来事の不透明さ
絶対的観察者の消滅(相対論)
第二章
空間の湾曲、対象の同一性の消滅、形式と内容の混合
セザンヌ、色彩の転調、知覚的経験のスタイルに合流
見かけの大きさの恒常性
身体に具現した精神
第三章
感情的意味、色彩の精神的な雰囲気
色と音の等価性
蜂蜜の例
受肉した主体と対象のやりとり
事物のふるまい
ポンジュ、シュルレアリスム:欲望の結晶化
第四章
見ることを学び直す
正常な大人の世界は整合的か
妄想、夢想、呪術的行動、詩
生命の知覚(ミショットの実験)
課題を解く鍵を持たない世界に投げ出された実存の努力
第五章
他者の「一瞬」の知覚
怒りの分析
怒りの身体への「住みつき」
共通の空間
他者と自己の絡み合い
情動的意味
人類の不安定さ
合意は達成不可能であると同時に放棄できない
不安と勇気
低い位置から自己を評価する人間
第六章
事物からそれが現象する様態を切り離せない
意味は、些細な特徴にあると同時に、全体との関係で与えられる(縛られた意味)
絵画はそれ自体が世界である
手法と主題の区別の不可能性
形式と内容の溶解
絵の具の痕跡がすべての部分におのずと組織される
映画的リズム
マラルメヴァレリー
可感的(sensible)な事物、運動状態の事物として存在する小説
モノグラム