廣瀬浩司:授業資料格納所

授業用レジュメの残り物

ドゥルーズ『感覚の論理』と「偶然性」

コメントより
・「眼に見える見せ物(spectacle:光景)」を「感覚不可能な(insensible)な力が攪乱する(84)。→ 眼に見えない力を捕獲し、検出する。Spectale とforces insensiblesが対立。
・紋切り型から出て行くことと「伝達」
偶然性について(125-)

ポイントとキーワード
・二つの偶然。ひとつは絵画以前、ひとつは絵画の行為に属する。
・画家が持つ観念(idée)と偶然性の場
・「自由な痕跡」126.(非意味的な線)
・Figureは「非蓋然性そのもの(improbable lui-même)(127, 改訳)
・選択と行為
・手の痕跡
・非科学的で非美学的な選択。
・二つの具象。どうしても残ってしまう具象性と、再発見された具象性(132-133)
・描く行為とは、描く以前と描く以後との往復運動(132)
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問い:
偶然性を行為に宿らせ、「非蓋然的」な選択を実現するにはどうしたらよいのか。