廣瀬浩司:授業資料格納所

授業用レジュメの残り物

歓待について

「『歓待』って要するにおもてなしのことでしょ。別にデリダに聞かなくても日本は歓待の国なんじゃないだろうか」
「....」
「わざわざ歓待とか言うのは、ヨーロッパがそれだけ植民地主義だったからじゃないだろうか」
「...」
「アジアにかぎったとしても、日本はいちばん開かれているでしょ。だから日本にみんなあこがれるわけだし」
「...」
アメリカは人種のるつぼというくらいだから、いままで開かれすぎて、いま反動があるだけでしょ」
「...」
「どうした?」
「...」
「まあ、いずれにせよ、まず自分がしっかりしないと、ひとを受け入れるとかそういう余裕もないわけだし」
「............................」
「まあ、がんばりなよ」
..............

http://sucra.saitama-u.ac.jp/modules/xoonips/download.php/BKK0002909.pdf?file_id=34414