廣瀬浩司:授業資料格納所

授業用レジュメの残り物

大学院 科学文化論シラバス

教育目標・授業の到達目標

フーコー『真理と裁判形態』をフランス語または英訳で読みながら、彼の権力論と真理論との関係を探る。テクストはプリントで配布する。ニーチェの真理論の受容、「自己の真理を語る、こと」の意味などが主題であるが、中心となる『オイディプス王』(ソフォクレス)の読解も興味深い。またいわゆるパノプティコンについても論じられており、権力論の別の位置づけについても考えてみたい。

授業概要(授業計画)

成績評価方法

授業での発表、それに基づく議論への参加などを前提に、期末にレポート。

教科書・教材

1. イントロダクション。問題提起、テクストの指示
2. 原文読解、およびレジュメ作成法の指示
3. 原文読解、議論。ニーチェの真理論との関係。試練としての真理。
4. 原文読解、議論。一般化と個別化。
5. 原文読解、議論。ソフォクレスオイディプス王』読解
6. まとめ、議論。試練のゲーム。
7. 原文読解、議論。オイディプスの知と権力
8. 原文読解、議論。法と戦争
9. 原文読解、議論。試練と法
10. まとめ、議論。調査モデル
11. 原文読解、議論。統治論
12. 原文読解、議論。刑法
13. 原文読解、議論。監獄の誕生
14. 危険人物論
15. パノプティコンと生の権力、現代的意義